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家族農業プラットフォーム ニュースレター 31号(2018年10月3日配信抄訳)


・家族農業に関するFAOの仕事:家族農業は先進国・途上国双方で主流の農業形態であり、世界最大の雇用創出をしている。家族農業は、食料生産の形態であるだけでなく、生き方である。2017年に、国連の家族農業の10年(2019-28年)の設置が決まり、加盟国が家族農業のための公共政策を策定し、家族農業を支援するための投資を拡大し、SDGs達成に貢献する枠組みとなっている。

・農業生物多様性―東アフリカにおける農業者組織のための研修マニュアル:本マニュアルは、エコシステムへの悪影響を最小化しながら食料・栄養保障を実現するための農業生産パラダイムへの移行を促すものである。

・未来のスマート食料―アジアの知られざる宝の再発見:本報告は、未利用品種の多面的価値と飢餓撲滅のための潜在力を示している。FAOはこれらの品種が貧困と栄養不良に立ち向かうために中心的役割を果たすと認識している。

・アゼルバイジャンにおけるバリューチェーン・ギャップ分析:本報告は、アゼルバイジャン政府、民間部門、ドナー組織が、バリューチェーン開発を支援するためにどのような環境整備ができるかについて情報を提供している。

・ジェンダー観測誌『女性と地域』は、ラテンアメリカの女性グループが直面している多様な不平等について報告している。ジェンダー、民族、年齢、地域による社会的排除による不平等は、一部の女性の周縁化を深刻化している。

・小規模農業を支援するツール「農家の登録」:貧困削減と持続的生産・消費パターン促進のため、2018年8月に「農家の登録」というオンライン・セミナーが開催された。将来の政策により適切な情報を提供するために、農家のデータベース登録が行われており、その経験について議論がなされた。

・フィンランドで「北国の伝統漁業の祭典」を開催:150を超える小規模・先住民漁業者が世界各地から参加し、気候変動、伝統的知識、ガバナンス、共通課題について議論した。

・2018食料・栄養保障白書:本白書は、飢餓と栄養不良の撲滅(SDGs2.1、2.2)に向けた進捗をモニタリングし、観測された傾向の要因を分析している。

※本記事は、FAOの家族農業の知のプラットフォーム(FFKP: Family Farming Knowledge Platform)から配信されたニュースレターの抄訳です。

翻訳:小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン(SFFNJ)


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