家族農業プラットフォーム ニュースレター 29号(2018年8月9日配信抄訳)
・『世界漁業・養殖業白書2018』は、SDGsアジェンダの達成におけるこの部門の役割を強調している。特に、公平で包括的な発展に向けた、内水面の小規模漁業による貢献と権利ベースのガバナンスの重要性を指摘している。
・『アフリカにおけるエコロジカルでオーガニックな代替農業を通じた社会経済的発展の実現』が出版された。これは、2015年10月にナイジェリアで開催された第3回アフリカ有機カンファレンスで発表された成果をまとめたものである。
・太平洋の島嶼国の家族農業:これらの国々では、農業の大部分を小規模な家族農業に依存している。2ha未満の農地、家族労働力とわずかな投入材で営まれているが、食料生産、商品作物の生産、雇用創出、地域開発、フードシステムの改善、地域の伝統と農村景観の保全に貢献している。
・スペインの『家族農業年報2018』は、40名を超える各分野の著者と300を超える統計データを発表した。
・『OECD-FAO農業の展望(2018-27)』が発表された。その中で、特に中東・北アフリカにフォーカスしている。
・ニュースレター『欧州(環境への)低インパクト漁業』(LIFE)は、EUにおける小規模漁業について、多くの興味深いニュース、イベント、技術的情報を掲載している。
・ナイジェリアの小規模家族農業は、平均規模0.5haだが、有畜複合、養殖など多様な作物・家畜を生産・飼育している。また、彼らの所得の43%は非農業部門からの賃金である。
※本記事は、FAOの家族農業の知のプラットフォーム(FFKP: Family Farming Knowledge Platform)から配信されたニュースレターの抄訳です。
翻訳:小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン(SFFNJ)