参加型研究の重要性(WRFニュースレター2018年4月12日配信抄訳)
2018年4月10日、世界各地域の家族農業組織(アフリカのPROPAC、アメリカのCOPROFAM、アジアのAFAとPIFON)とセネガルのCNCRは、参加型農業研究について議論しました。家族農業組織は、参加型研究が家族農業自身のニーズにもとづいて行われることの重要性を強調しました。研究機関と家族農業組織による協働は、現在の農業研究のガバナンス・モデルを変え、農業研究と農業のイノベーションのオルタナティブなシステムを構築することに貢献します。生産力主義(Productivist)は、社会的・環境的側面をほとんど評価していません。家族農業の改善のために、研究の焦点と予算を向け、意思決定方法と研究政策を再検討するべきです。参加型研究は、家族農業の10年の3つの重要分野のうちの一つであり、農業研究を家族農業の発展にフォーカスするようにするための手段です。
※本記事は、「家族農業の10年」に関する啓発活動を行う国際NGO世界農村フォーラム(World Rural Forum: WRF)から配信されたニュースレターの抄訳です。翻訳:小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン(SFFNJ)。
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